在日アンゴラ大使館が署名第2弾を受け取りました

こんにちは。代表理事の村上です。

アンゴラのダイヤモンド採掘地域において行われてきた政府高官等による労働者への暴力や殺人事件を、自身の著書の中で告発したアンゴラ人ジャーナリスト、ラファエル・マルケス・デ・モライス氏が不当な裁判により有罪判決を受けたことに対し、ダイヤモンド・フォー・ピースは、判決の取り消しを求めて2015年8月からChange.org上で署名活動を行ってきました。

2017年10月28日にアンゴラ新大統領宛の公開書簡及び署名(第2弾)を発送し、10月31日に在日アンゴラ大使館が受領したことを確認しましたので、ここにご報告いたします。

今回送付した署名(第2弾)は、2016年3月から2017年10月に頂いた42カ国からの580筆です。公開書簡の内容及び42カ国の内訳は以下をご参照ください。

【アンゴラ大統領への公開書簡(和訳)】

アンゴラ共和国大統領ジョアン・ローレンソ大統領閣下 「ラファエル・マルケス・デ・モライス氏の判決について」

ここに署名した個人及び団体は、貴国裁判所がラファエル・マルケス・デ・モライス氏に2015年5月28日に下した有罪判決を取り消すよう求めます。 裁判の数日前、原告側(政府高官達)が持ちかけた偽りの和解にモライス氏が応じたため、モライス氏は裁判の中で証拠を提示することも、証人に証言してもらうこともできないまま、有罪判決が下されました。

世界人権宣言の内容を基礎とする「市民的及び政治的権利に関する国際規約」及び「人および人民の権利に関するアフリカ憲章」にアンゴラは加盟しています。これらの条約は人権や基本的自由を規定するものです。 しかし、アンゴラ政府関係者によるモライス氏への一連の行動は、彼の表現の自由と公平な裁判を受ける権利を奪っています。 私たちは貴国において人権及び基本的自由の保護が危機に瀕していることを懸念しています。

私たちは、貴国が即時モライス氏への有罪判決を取り消すこと、そして全市民の人権及び自由を守ることを強く要請いたします。

42カ国の内訳

アンゴラ、アルゼンチン、オーストラリア、バングラデシュ、バルバドス、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、クロアチア、デンマーク、フィンランド、フランス、グルジア、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、インド、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、パキスタン、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、シンガポール、スロバキア、スペイン、オマーン、スウェーデン、スイス、タイ、トーゴ、イギリス、アメリカ、ザンビア

 

2016年3月に送付した第1弾の署名、2017年10月に送付した第2弾の署名では、合計1016名の方にご協力を頂きました。

これをもって、本署名キャンペーンは終了させて頂きます。

ラファエルの判決について進展がありましたら、本ウェブサイト上でみなさまにお知らせいたします。

 

ご協力、誠にありがとうございました!