2022年2月24日にロシアがウクライナへの侵攻を開始してから4ヶ月が経過しました。この間、米国政府や英国政府の方針に追従する国、ロシア政府を支持する国、どちらにもつかず様子を見ている国など、様々な反応が見られます。
ダイヤモンド業界においては、世界のダイヤモンド原石のうち3分の1を供給するロシア、およびロシア産ダイヤモンドの主な供給源であるアルロサ社との取引について、業界団体や宝飾企業の反応や対応はまちまちです。
アルロサ社とロシア政府との関係や、アルロサ社のロシア軍事機構への支援について、これまで日本語で書かれた文献は多くありません。そこで当会は、ベルギーに所在する研究機関である国際平和情報サービス(International Peace Information Service、略称IPIS)のハンス・メルケト研究員が2022年4月に発表した報告書「ロシア産ダイヤモンドとウクライナ戦争」(原題「IPIS Insights Russian Diamonds and the War in Ukraine」)を、同氏の許可を得て日本語に翻訳し公開しました。
同報告書(日本語版)は以下のURLからダウンロードできます。
https://diamondsforpeace.org/download/10874/
冒頭写真:アルロサ所有ミール鉱山の空中写真(写真:イゴール・ドヴレコフ(CC BY-SA 3.0)、2016年)(当会により切り抜き編集済)