こんにちは。理事の相田です。
寒い毎日が続いていますね。こんな季節に恋しくなる食べものと言えば、鍋です。水炊き、キムチ鍋、豆乳鍋…、今はさまざまな味の鍋が手軽に食べられます。
さて、仕事でミャンマーに滞在することの多い私ですが、ミャンマーでも鍋は大人気です。「ホットポット(Hot pot)」と呼ばれ、もともとはタイから持ち込まれたもののようです。ホットポット人気は、私が滞在している地方の町にも及び、1年前に1軒しかなかったホットポット店が、今では6-7軒もあります。
ミャンマーのホットポットは、日本の鍋と様相が異なります。鍋は、焼き肉と鍋が同時に楽しめるハイブリッド構造になっており、日本の鍋よりも「進化」しています。中華レストランには、2種類のスープを同時に楽しめる火鍋なるものがありますが、こちらは異なるスタイルの料理を同時に楽しむことができます。
ホットポット店に入り、特注のホットポットテーブルに着席すると、店員が炭を持ってきてくれます。その上に、例のハイブリッド構造の鍋を乗せ、だしスープ・具材を入れたら準備完了です。
ホットポット店の多くはバイキングスタイルで、各自好きな具材を選んで鍋に投入します。肉、魚介、野菜、卵、海藻、麺など、様々な具材を楽しめます。私の一番のお気に入りは、トウモロコシです。スープの中にいれて茹でたトウモロコシは、だしがほのかに浸み込み、絶品です。日本円にして、一人あたり500円~700円。ミャンマー人がよく食べるラーメン一杯が70円程度なので、10倍です。
リベリアでは、さすがに鍋料理は見かけませんでしたが、大皿に盛った料理を皆で囲んで一緒に食べることはよくあります。昨年11月にリベリアで現地調査を行った際にも、ご飯にキャッサバの葉のソースをかけた大皿料理をご馳走していただきました。まるで鍋をつついているような気分でした。
日本、ミャンマー、リベリア、食卓を皆で囲んだ時の親近感は、万国共通のようです。
(冒頭写真)リベリア現地調査中に、ご飯にキャッサバの葉のソースをかけた料理、「キャッサバ・ライス」を振舞っていただきました。