TICADVI公式サイドイベント「GO GO AFRICA!」開催報告

2016年8月27日(土)、アフリカ開発会議(TICAD)の開催にあわせ、高田馬場(東京都 )でTICAD公式サイドイベント『GO GO AFRICA!』を開催しました。

当日は雨となってしまいましたが、多くの方にご参加頂き、誠にありがとうございました。当日の様子をご紹介いたします。

◆アフリカビジネスラボ

Fatimataさんによる「ガーナのアゾントダンスを日本に輸入した女性ダンサーの話」 では、ガーナでアゾントダンスに初めて触れた時のこと、その時の不思議な体験など が写真と共に語られました。
その後、体験会「ガーナのアゾントダンスをFatimataと踊ろう」では、Fatimataさん が参加者のみなさんに手ほどきし、アゾントダンスを楽しみました。音楽とダンスで 熱気に溢れるひとときになりました。

アゾントダンス

アゾントダンス

 

NPO法人AfriMedico(アフリメディコ)

「日本発医療支援ビジネスの立ち上げ〜プロボノからはじめるソーシャルキャリア〜 」と題して、理事の嶽山さんが発表を行いました。
代表の町井さんはビデオ登壇し、協力隊員として活動したニジェールでの体験やアフ リメディコの立ち上げについてのお話がありました。
「子どもが病気なので助けるために100円くれ」と言われたらどうしますか?という 問いが参加者に投げかけられました。正解のない深い問いで、参加者の中に気付きを もたらしたようです。

アフリメディコ発表

アフリメディコ

 

◆特活ダイヤモンド・フォー・ピース

①「オズワルドと打楽器でアフリカを体験しよう」では、コートジボワール出身のオ ズワルド・コアメさんが、アフリカでの打楽器の役割や打楽器の種類を説明。太鼓の 打ち方により、「おはよう」「これからイベントだからおいで」等、様々な意味があ るそうです。その後、基本の叩き方をいくつか練習し、全員でのセッションとなり盛 り上がりました。

②引き続き、ダイヤモンド・フォー・ピース代表理事の村上が「ダイヤモンド・フォ ー・ピースの挑戦」と題するプレゼンテーションを行いました。ダイヤモンド・フォ ー・ピースが目指す社会、リベリアで計画中のプロジェクトを設計するための調査がLUSHチャリティバンクからの助成を受けたこと等を発表しました。

ダイヤモンドフォーピース発表

 

Alizeti & TORUWU(アリゼティ&トゥルウ)

ルワンダの生地を使い現地のテイラーが縫製するファッションブランドAlizeti(ア リゼティ)からは、根津朋子さんが「女子大生が目指すサスティナブルな世界」につ いてプレゼンテーションを行いました。日本の顧客が純粋にファッションを楽しむこ とが、ルワンダのテーラーの雇用と貧困削減につながることを目指しているそうです。

Alizeti発表
続いて、ウガンダのNGOであるTORUWUの紹介がなされました。TORUWUではパイナップルワイン事業を通して、現地の人々の自立を目指しています。会場ではパイナップル ワインの試飲会が行われ、参加者のみなさんが楽しくテイスティングする様子が窺え ました。

パイナップルワイン試飲

 

Alazi Dream Project(アラジドリームプロジェクト)

最後の発表はアラジドリームプロジェクトの下里夢美さん。「私の大嫌いで大好きな アフリカ~世界でもっとも命の短い国・シエラレオネに挑む女性起業家の夢~」と題 するプレゼンテーションの中で、最近渡航したシエラレオネでの体験、現地での挑戦 、そこから見えてきた課題、今後の挑戦が発表され、参加者のみなさんが聞き入っていました。

Alazi Dream Project発表

 

◆大交流会

これからアフリカに赴任する方、アフリカには行ったことはないが興味がある方、アフリカで活動している方など、多くの方が参加し懇親を深めました。普段接すること が少ない方々と交流することができ、今後の協力やコラボレーションの可能性が広がったことと思います。

大交流会

◆ブース

参加団体が趣向を凝らし、ブースにて活動内容の展示やアフリカグッズ等の展示販売を行いました。来場者は、現地の様々な話に聞き入ったり、アフリカの味を楽しんでいる様子が窺えました。

ブースの様子

Alizeti TORUWUブース

 

◆さいごに

それぞれ異なる独自視点を持つ団体が集まり、活動内容や情報を共有する機会は意外と少ないものです。参加者の方々には各団体の発表の他、ダンス、パーカッション、 ワインテイスティング等を通して、アフリカの文化を楽しんで体験できたとの感想を 頂きました。参加団体の方々は、横のつながりを作り、他団体の活動方法を学ぶこと ができたことが収穫だったように思います。

ご参加頂いたみなさま、ご協力頂いたみなさま、ありがとうございました!