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協同組合設立の経験から学ぶこと

ダイヤモンド・フォー・ピース・リベリア

協同組合設立の背景

2008年まで遡りますが、スミスタウン鉱物資源多目的協同組合は、その地域に住む有名な女性事務官の指揮下で設立されました。その組合はロシアのテキサスインターナショナルグループ(TIG)という鉱山会社の影響を受けて設立されました。TIGとは、採掘を通して最高の利益を得ることに重きを置く会社です。海外企業の介入は、手掘り採掘権者たちにとって協同組合設立の大きなきっかけとなりました。TIGとの提携は、2年間続きました。

リベリア政府機関は、国中の組合を形成する責任を持つため、その組合は、組合開発庁(CDA)から訓練を受けました。

この組合は、リベリアで本格的な協同組合として機能するということを公認されることになりました。しかしながら、設立後の特筆すべき活動や成功はTIGとの提携のみでした。組合にとって、手掘り採掘権所有者のサポートをすることは重要な課題で、TIGとの連携はそのために必要だったのです。ほとんどの手堀りダイヤモンド採掘権所有者は、独立する財力がないため、そういったサポートを施してくれる誰かをいつも探しているのです。

協同組合のリーダーたちとへインタビューを行うDFPリベリアのコーディネーター
DFPリベリアのコーディネーターが手掘り採掘権所有者たちにDFPリベリアの活動や提案について説明する様子

TIGとの協力関係の終焉

提携してから2年後、双方の協定は解消されました。インタビューから見えてきた、崩壊の理由は次のようなものでした。

  1. 組合のリーダーたちや何名かの組合員が、彼らのダイヤモンドが会社に買収される方法に不満を持っており、彼ら曰く、ダイヤモンドは公正に買われていなかったこと。
  2. 会社が離れていったのは組合の統率がきちんととられておらず、数人による独占的な操業がされていたこと。

どの場合であれ、結果として会社が離れていき、組合は休眠状態になりました。

 

舵は自分たちでとっていく

山村部への支援プロジェクトを維持するのは大変な挑戦です。多くのプロジェクトは、地元の人々よりもNGOなどの団体からの支援や働きかけで設立されており、支援団体が離れていくことで終わりを迎えてきました。人々は自立するよりも頼ることに慣れてしまっているのです。TIGは人道的な組織ではなかったにしても、彼らは双方がうまくいく状況で支援を提供しました。組合員は組合の中でともに働くことによって得る利益を味わったのです。彼らは、協同組合の運営を維持するために得た小さな経験を、将来の経験や利益のために活かせたはずです。

彼らに利益をもたらすプロジェクトの開始を導くより外部の組織の介入によって学ぶ場面があったとしても、プロジェクトは自分たちのものとして舵をとり進めていくべきです。

それでこそ、彼らは真の所有権を得て、それを持続していくことが出来るのです。

 

 

冒頭写真:過去の組合年間活動報告書の表紙(DFP 所有)

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