リベリア英語

リベリアからこんにちは。代表理事の村上です。

こちらに来て苦労していることの一つはリベリア英語。2014年に初めてリベリアに来た時は、相手にもよりますが、ほとんど理解できませんでした(苦笑)。

今回はリベリア訪問2回目ですが、現地の人が外国人向けに話してくれている時はインタビューできるくらいわかるようになってきました。でも、リベリア人同士の会話はあまり理解できません(笑)。

リベリア英語の大きな特徴は、「単語の最後の子音を発音しない」ことです。

例えば、field(フィールド)は「フィー」と発音します。なので、似ている違う単語(例えばfee(フィー))に聞こえます。大体は文脈で推測しているのですが、もちろん、間違えることもあります。

「バ」って?

先日こんなことがありました。
奥地の町でお昼ご飯を食べようと、現地のレストランに。

DFPリベリア人スタッフ「今日は何があるの?」
レストランの女性「○○と△△」
DFPリベリア人スタッフ「そうなんだ。○△%■*#。チエ、”Ba(バ)”に行く?」
レストランの女性、通りの先を指さしている。
私「Bar(バー)?」
DFPリベリア人スタッフ「いえーす」
メニューの話をしていたので、近くのバーに他のメニューがあると言っていると思った私「OK,じゃバーに行こう」とみんなで歩いていくと、そこはただの民家です。

DFPリベリア人スタッフ「チエ、”Ba(バ)“はここだよ」
私「????」
家の人、家の中の部屋を指さしている。
結論:BaはバーではなくBath(バス(トイレ))のことでした!

ロケティケとは?

記事「バポル州ベレクパラムの様子」に書いたように、今回の調査ではランダムサンプリング(無作為抽出)をするため、現地に着いたら関係者にくじを引いてもらい、インタビューをする相手を決めています。
調査の目的などを説明するリベリア人スタッフが、「ランダムに選ぶため、『ロケティケ』で決めます」と説明していたので、ロケティケ=くじ引きということはわかりました。

そのスタッフが、ひどいぢのため今週現地調査に来れなくなりました(ちなみに、ぢのことをこちらでは「パー」と言います)。そのため、現地に到着後私が説明をしたのですが、くじ引きをするという下りで「『ロケティケ』でインタビュー相手を選びます」と言ってみたところ、みんな「うん、うん」と理解してくれました(通じた!)。

調査説明の様子
調査説明の様子

ロケティケは、英語の単語で何と言っているのでしょう?
どうやら、”Lucky Ticket(ラッキーチケット)”のことで、番号が振られたチケットを当てた人はラッキー!という意味のようです。

そのため、みなさん、くじ引きを楽しんでやって下さいました。選ばれたら、1時間以上拘束されて色々なことを根ほり葉ほり聞かれるのに、「選ばれてラッキー!」と思ってもらえて、こちらとしてはありがたい限りです。

くじ引きの様子
くじ引きの様子

ということで、リベリアではランダムサンプリングを「ロケティケサンプリング」と名付けることにします!

スモールがお好き?

リベリアの人がよく使う単語は、”small(スモール)”。2回続けて言うのがポイントのようです。

【例】

「ここ1年でどのくらいのダイヤモンドを発見しましたか?」
「スモールスモール(ちょっとだけ)だよ」

「ダイヤモンド採掘以外の仕事をしていますか?」
「マーケットでスモールスモールシングス(ちょっとしたもの≒日用品)を売ってるよ」

「彼の調子はどう?」
「スモールスモール(なんとかやってる)よ」

いろんな場面で応用できる表現ですね♪

 

冒頭写真:バ事件が起きた現地のレストランのメニュー。ここに書かれている”SPEKETE”は、スパゲッティのこと。結構おいしかったです。