リベリアの歩き方1Decor Palace Hotel

こんにちは、理事の鈴木@リベリアです。
リベリアは5月頃から始まった長い雨期が終わろうとしており、いよいよ暑くなってきました。

突然ですが、みなさんは「リベリア」と聞いて何を思い浮かべますか?

エボラ、内戦、貧困、、、etcのネガティブなイメージが多いかもしれませんが、実は1960年代のリベリアは日本に次いで二番目の高い経済成長率を誇り、当時はアフリカ諸国の中で最も発展していた国一つだったということをご存知ですか?

その当時の様子を垣間みることができるのが、1960年代に建設された首都・モンロビアの丘の頂上に立つ8階建ての5つ星ホテル、デュコール・パレス・ホテルです。1989年に内戦のため閉鎖されるまでは西アフリカ随一の評判を誇り、数々の要人やセレブリティが訪れたといいます。

デュコールパレスホテル
デュコール・パレス・ホテル

1989年から2003年まで約14年間続いた内戦のため、ホテルのありとあらゆるものは略奪・破壊され、内戦後は多くの違法居住者がここに住み込んでいました。2008年にリベリア政府はこのホテルのリノベーションをリビア政府に委託することになり、カダフィ政権の元でプロジェクトが進められましたが、2011年にカダフィ殺害を受けて、このプロジェクトは頓挫した状況となっています。

ホテルの入り口
ホテルの入り口
円盤形の玄関口
円盤形の玄関口
客室だったところ
客室だったところ

多くの人々は、内戦終結から10年以上経ったリベリアはもはや内戦復興国ではないと言います。それでもこのホテルが象徴するように町のあちこちに残る内戦の傷跡と人々の心の中に残るたくさんの痛みが癒えるまでには、本当に長い年月がかかるのだと感じずにはいられません。

リベリアは内戦の影響で多くの基礎的なインフラがダメージを受けたことから、道路や電力、保健施設や学校等の整備に加えて、それらに従事する人材育成等、取り組むべき課題や山積みとなっています。また、2014年にはエボラの大流行を受けてリベリアは医療従事者を含む多くの人々が亡くなりました。このエボラからの復興もリベリアが乗り越えなければいけない大きな課題の一つです。いつの日かリノベーションされたデュコール・パレス・ホテルの窓から「新しい」リベリアの景色を眺める日がくるように、そのために今ここで自分にできることに全力で取り組んでいきたいと思います。

バルコニーからの眺め
バルコニーからの眺め

冒頭写真:デュコール・パレス・ホテル最上階からの眺め。リベリア最大のスラム、ウエストポイントを臨む。

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